【2/2】ルータ冗長プロトコルのVRRP/HSRPのグループ番号をMACアドレスから確認するPythonツールを作ってみた

- 【1/2】ルータ冗長プロトコルのVRRP/HSRPのグループ番号をMACアドレスから確認する
- 【2/2】ルータ冗長プロトコルのVRRP/HSRPのグループ番号をMACアドレスから確認するPythonツールを作ってみた ★本記事
ネットワークエンジニアにお馴染みのルータ冗長プロトコルである VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)とHSRP(Hot Standby Router Protocol)の グループ番号をMACアドレスから確認する方法を前回【1/2】で説明しました。
グループ番号重複事故の再発防止策として、MACアドレステーブルからVRRP/HSRPのグループ番号を抽出するチェック項目を追加するのは簡単です。
しかしながら、目GREPでMACアドレスを見分けて、グループ番号を確認するのは困難を極め、事故が再発する可能性が高いです。
そこで今回はMACアドレスからグループ番号を抽出するPythonツールを作成してみました。
本記事では、作成したPythonツール(pyparsemactable)の簡単な使い方を説明いたします。

ダウンロード
Pythonツール(pyparsemactable)のWin10用実行ファイル(exe)は下記からダウンロードできます。
Pythonツール(pyparsemactable)のソースコードは下記からダウンロードできます。
- GitHub - kooshin/pyparsemactable: parse cisco's "show mac address-table" for VRRP/HSRP Group number. Win10上のPython 3.10.0で動作確認をしています。ライブラリはTkinterしか利用していないため、ほかのバージョンでも動作すると思います。
使い方
ソースコードを実行するか、実行ファイル(exe)を実行すると、下記のような画面が立ち上がります。

使い方は非常にシンプルで下記の3 STEPで利用できます。
まとめ
- Pythonツール(pyparsemactable)でMACアドレステーブルからルータ冗長プロトコルのグループ番号を抽出
- 不幸な事故が起きないように再発防止に努めましょう